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ランサーセディア ハブベアリング交換

      2018/06/26    daisyousekiyu    ★メカニックブログ  

ランサーセディアです。走行時、フロントからグォングォンと音がするとのこと。試運転してみるとベアリングが怪しい感じです。

リフトアップしタイヤをゆすってみましたがガタは無し。空転させると左前輪ハブ部に違和感。指先に伝わるかすかな振動、そして低い唸り音。どうやらベアリングの劣化で間違いないようです。交換します。

タイヤを外し、キャリパを持ち上げコイルサスに針金で固定。キャリパマウント、ディスクロータを外していきます。

ABSセンサをナックルから外そうとするもやはり固着で動かず・・・。お約束ですなこれは・・・。

ということで逆側のコネクタから外します。

ハブロックナットを外し、タイロットエンドはリムーバーをあてがい外します。ブーツを破らないように。

ショックとナックルの連結を外し、ハブからドライブシャフトを引き抜きます。よいしょ。

ナックルからロアアームを外しようやくナックルハブがとれました!

インナ側のスナップリングをとります。太くて結構力が要りました。

ハブをナックルからベアリングインナーレースごと抜きます。こいつはそこまできつくないので、裏からいつもの「ハンマー、おりゃー作戦」です!

今回ここからが関門でした。この車はナックルの裏側にベアリング本体を抜くため、プレスいらずの下の写真の秘密兵器「ベアリング、プレス使わず外せるぞ工具?」が、形状的にやってはみましたがどうもはまりません!

なのでプレスにセッティングし押し込むも、残念ながら、当店の色は赤くて燃えてはいるが、結構気弱なプレス君では力が足りず、抜けてきません・・・。さて、どうしましょうか・・・

整備はいつもこんな感じ。教科書どおりはあんまりないですね。「目の前真っ暗」。これ日常茶飯事。ほんと。やってない人にはわからない。泣きたくなり、泣いても何も解決ないことを知っている。そして、結局今までこういう状況を何とかしてきたことを自分が一番知っている。こういうこと、年間何十回もあるんですから・・・。

結局自分がなんとかするしかないんですね。「できない」じゃすまされない。頭の中の引き出しをかたっぱしから開けていき、様々な可能性を考える。この辺は「経験」と「ひらめき」が全てです。

で、今回の方法!そう、ハンマー!!固定方法によりハンマーでかなり力をかけれることをひらめきました。

いける!いけた!!

抜けました!!

圧入時は「ベアリング、プレス使わずに外せるぞ兼、入れられるぞ工具?」でスムーズに圧入

スナップリングも入れ、ハブも入れます。

ハブベアリング チェンジOK!!

あとは逆の手順で車両に接続します。これで完成。試運転し異音が無くなったことを確認し終了となります。

「大変さ」はメカニックでない人に理解してもらおうとは別に思いません。「大変さ」は同じメカニックの人ならわかることだから、それをほかのメカニックと共有できたら救われます。ただ正直このようなどんどん入り込んでいく作業と、ほかの業務との切替・同時進行が求められることが一番きついです。

当店には「大変さ」を共有してもらえるほかのメカニックがいます。これからも切磋琢磨しがんばっていきます!